野田版画工房個展 again to me より
しばらく開けていなかった引き出し。そこに入っていたのは、不思議な色や形の石、何処かで拾ったおもちゃの宝石、取れてしまったボタン、木の皮みたいなもの、そしてカメラの部品…。
人、場所、時間が交差し、そこに寄せ集められていた。そこにあるものは、余韻、愛くるしさ、ユーモア、記憶、時には悲しみ、怒り、混沌。
“もの“と”取り囲むもの”の間に生まれる残響のようなものを、私は描いてみたいと思った。それらを拾い集めて韻を踏む。一つの旋律を繰り返し奏でるように。
Location - analog/tool / Toyokawa-shi,Aichi
Photo by - Kazuya Sudo / discovery go